2023年08月09日

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塗装ができない屋根材があるのはご存知ですか❓

広島市の中区に拠点を置く屋根・外壁工事などを専門としている株式会社三洋住建です👷‍♂️

いや〜台風シーズンに入りました。

沖縄県では大きな被害出てきていますが、車が飛ばされるとは少し怖いです〜😨

ここ広島も台風6号が北上してくるのではないかと、少しばかりソワソワしちゃってます💧
台風による屋根被害・暴風雨による雨漏りもそうですが。現在着工している現場では足場の倒壊などが起きないか?っと。やはり心配になりますよね。
対策で台風養生など。できる限りのことはするのですが、後は静かに去ってくれーと祈るばかりです💦
皆さま、お気をつけくださいませ。

さてさて、今日はタイトルの『塗装ができない屋根材がある』について少しお話しさせていただきます。

それは……。


パミール屋根材🛖


パミール屋根とは1996年から2008年に大手メーカーのニチハさんより、アスベストの規制に伴い先駆け製品としてアスベストを含まない建材として製造された屋根材(スレート屋根)です。
一見カラーベスト屋根などと区別がつきにくいのですが、プロは判断できます。
こちらの社会問題となった製品が、実は屋根塗装はできないんです!


なぜ塗装ができないのか?その理由は?

パミール屋根が塗装できない一番の理由は、『層間剥離』が原因です。
この層間剥離は施工から10年ほど経ってくると屋根材がミルフィーユ状に剥離してきてボロボロになってくる現象です。雨などの水分でパミール屋根材へ吸水され乾いたりを繰り返した結果、屋根材端部が剥がれていき浮き上がった状態になります。


それではどのような状況下↓↓写真で見ていきましょう。

パミール屋根

お分かりいただけたでしょうか?
端部が浮き上がってきておりボロボロになっています。

↓↓正面からのUP写真も見ていきましょう。

ミルフィーユ状になっている事がお分かりいただけたでしょうか?
この現象になっていますと、塗装工事は残念ながら行えません。塗装業者が万が一塗装できると言った場合は必ず断って下さい。このような下地状態では塗装なんてすぐに剥がれますし無意味ですからね☝️


塗装ができないならメンテナンスはどうしたらいいの?


カバー工事 (カバー工法)

一つ目が弊社は特にメンテナンスでおすすめさせて頂いているのは、軽量かつ超高耐久素材のガルバリウム銅板などを用いた『屋根カバー工事』です。
パミール屋根の上に直張りで粘着(推奨)防水ルーフィングを張り、その上に金属系の屋根材を新しく葺いていく工事となります。既存パミール屋根の撤去も必要ない為、撤去費用も抑えられます。

屋根葺き替え工事

二つ目は、パミール屋根で下地劣化状況が著しく悪く屋根カバー工事が難しいと判断した場合については。
こちらの『屋根葺き替え工事』となります。
やはり葺き替え工事につきましては、既存屋根材を全て撤去してから下地調整(野地板)など行い。
新しい屋根材を葺いていきますので費用はカバー工法と比較すると高くなってしまいます。
どちらの施工ができるのか、一度専門業者に現地調査してみると良いかも知れませんね!


メーカーの対応

メーカーのニチハさんは不具合に対する対策として、ニチハから販売されているアスファルトシングルの『アルマ』の対応で。屋根カバー工事を薦められています。
弊社の認識ではアスファルトシングル材は金属屋根材よりは重く、海外ではよく葺かれていて広島ではあまり見かけない印象を持ちます。

結論

パミール屋根は塗装できるできないではなく。
塗装は絶対してはいけない』です🤚

お家の屋根がスレート屋根の場合、まずパミール屋根ではないのか確認してみて下さい。
またパミール屋根材以外でも、似たような症状が出ている可能性もありますので屋根調査の依頼をかけてアドバイスをされてみると良いですね!

万が一、パミールであっても適切なメンテナンスを行えば問題ありませんので。
冷静に判断されたら良いかと思われます。

プロでも判断しかねる事例なども耳にしますが、もしわからないような事があれば
弊社・株式会社三洋住建までお気軽にお問い合わせ下さいませ。


ご参考になりましたでしょうか?

それでは今日はこのへんで👋










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